日本が、知財指数世界4位に!
全米国際会議所が世界45か国と地域を対象に調査する「国際知的財産権指数」というものがあります。これは、2012年から調査されており、国の知的財産権の保護及び執行に関する能力を測定、評価する指標です。特許権や商標権などの6分野を指数化して算出されます。日本は、昨年は9位でしたが、今年は4位と大きく急上昇。これは、TPPの批准で著作権法の強化が検討されていたり、経済産業省や総務省で、違法ソフトウェアの不正利用に対して厳しく取り締まったりしていることなどが評価されたそうです。
知的財産ということばを改めて説明すると、
知的財産は、発明、考案、植物の新品種、意匠、著作物その他の人間の創造的活動によって生み出されるもの(発見または解明がされた自然の法則または現象であって、産業上の利用可能性があるものを含む)、商標、商号その他の事業活動に用いられる商品または役務を表示するもの及び営業秘密、その他の事業活動に有用な技術上または営業上の情報のことです。モノではなく財産的価値を有する権限で、情報は容易に模倣されるという特質があり、利用されることにより消費されるということがないため、多くの人々が同時に利用することができます。ゆえに、創作者の権利を保護するため、元来自由利用できる情報を、社会が必要とする限度で自由を制限する「知的財産権制度」があります。
日本は元々資源の少ない国ですので、人の創造力によって生み出される財産的価値というものを大切にし、活用していかなくてはなりませんが、今年の4位という評価は国にとって大切なことですね。
参考ページ:
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM09H0J_Z00C17A2EAF000/
http://kabupedia.net/keizai243chitekizaisan.html