真のヒーローはだれだ?~ティラミス商標問題

ご注意!長年大切にしてきたブランド名だって乗っ取られることも!?

シンガポールのティラミス店「The Tiramisu Hero ティラミスヒーロー」の商標を、日本の表参道にオープンしたティラミス店「ヒーローズ」(株式会社gram)が日本で先に商標出願してしまい、本家の商品名が日本で使用できなくなってしまいかなり話題になっています。

本家「ティラミスヒーロー」のキャラクターは、世界一美味しいティラミスを作るためにローマからやってきた黒いマントとアイマスクのアントニオというネコ。キャラクターを作り上げ、瓶入りティラミスというオリジナルコンセプトで売り出していました。

日本のティラミス「ヒーローズ」のキャラクターもネコで赤いマントとマスク姿。

もうこれだけでももしや・・・?真似かしらと思わせてしまいます。

結局、本家は「ティラミススター」と名称を変更せざる負えませんでしたが、商品ですから、パッケージからHPまですべて変更しなくてはならないのは大損害です。

しかしここにきて、1月21日、日本の「ヒーローズ」のサイトで 「他社のティラミスに関する商品とは関係ありませんので、他社の商品と混同されませんようお気をつけ下さい」 のコメントに、ネットは大炎上。

翌22日には 「THE TIRAMISU HERO」 のロゴ(登録番号第6073226号)に関しましては、シンガポールの日本側運営会社に対し、その使用権をお渡しする所存でございます。皆さまにお騒がせ致しまして誠に申し訳ありませんでした。 との見解を発表されていましたが、今の時代のネットの拡散スピードには追い付けない対応でした。かなりの評判を落としてしまったようです。どうもオープンしたてのショップも閑散としているとも。

さて、今回はキャラクターやロゴも類似していますから著作権侵害でありますし、 商標法29条にもかかわってきます。

商標権者、専用使用権者又は通常使用権者は、指定商品又は指定役務についての登録商標の使用がその使用の態様によりその商標登録出願の日前の出願に関わる他人の特許権、実用新案権若しくは意匠権又はその商標登録出願の日前に生じた他人の著作権と抵触するときは、指定商品又は指定役務のうち抵触する部分についてその態様により登録商標の使用をすることができない。

過去にも乗っ取り疑惑があるようですし、今回は特許庁に取り消される前に本家にお返ししたのでしょうか。

さて、本家のティラミスヒーロー改めティラミススターには、応援メッセージがたくさん届いているようでファン層を増やしているようです。

結局本当のヒーローが勝利したようです。

やはり大切なブランド名は商標登録が大切です。